第1章

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学校に行ったあの子達がいない時間は私だけの時間。 …なにもやる気が起こらない。 もう23なのにそろそろちゃんとした職に就いて資格やらキャリアやら積まないといけない年齢なのに こんな風にフラフラしていてもいいものなのだろうか? 毎日、毎月の生活を大事にし過ぎて将来を蔑ろにしているワタシ。 あの子達が大きくなった頃には私はまだワタシのままなのだろうか? 大した教養のない私が他人と本当に関わって行けるの? それで良かったと言えるの? やめた。 抜けたくても抜けだせない、怖くて外の世界に動けない。 本当は自由なはずなのに、この歳なら何回でもやり直せるのに… 未熟な心は失敗を恐れただただそのままに… 毎日、自身がやる事なす事に満足一つせず考えながら眠りにつく。 何も教えられてない事がこんなにも怖いなんて思わなかった。 常識を分からなければ、面接を受ける事だって怖い。 ワタシの常識はまやかしモノ。 みんなどうやって気づいているんだろう? そんな事に気づくのはもっともっと先の事…
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