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「そう、ゆっくり休んでまた、いつ?明後日?よろしくね。」
「はい…。」
いつもと違う…。いつもは虚しく目を瞑って家に着くのをただ待つだけなのに。
なんか今日は…目が覚めたような気分だ。
とくん…とくん…
何気ない会話なはずなのに、
とくん…とくん…
泣きそうなくらいあったかくなった気がした。
この世界に入ってから暖かい言葉、後部座席にいるから表情はわからないけど、柔らかい声。
胸が苦しくなって来た、鼻が痛い。
風邪かな?ひどく頭がぼーっとする。
「…っっ。」
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