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「母ちゃーん、俺散歩行ってくるー!!」
「ちょっと海人ー!!あんた暇なら店ば手伝わんね!!」
俺は母ちゃんの叫びを無視して外に出た。
俺が住んでるこの島は地図にも載らないほど小さな島だ。
今は春休みで、もうすぐ高校生になる俺は宿題もねぇから何もする事がない。
どうせ高校に行ったって、同い年のやつは4人しかいないし、親の跡継ぎになるから勉強する意味もない。
そんな事を思いながら俺は島を一周した。
「てかなんでこんな短時間で一周できんだよー。
どんだけちっせぇんだよ」一人でぶつぶつ言いながら俺は歩いていた。
何もする事がなく、
仕方なく俺は浜辺を歩いた。
そこで俺は白い女の子を見た。
これが俺と千明希の出会いだったんだ。
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