わたしの気持ち

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朝食は、私の事を考えてくれたのか・・・粥だった。 付け合わせの炒り卵と搾菜・・・梅干しを載せて食べた・・・美味しかった・・・。 彼は、トーストとスクランブル・エッグに紅茶という朝食だった。 「少しは元気になりましたか?」 彼が、私の脈と血圧・・・そして熱を測りながら言った。 「ええ・・・。」 私はそう答えたが、医師としての彼の目は誤魔化せなかった。 「血圧が高いですね、それに目が充血している・・・肌の張りも良くない・・・眠れなかたのですね。」 私はその言葉に素直に頷いていた・・・。 彼は・・・私の顔を見ると言った。 「責任は私にもありますから・・・街は今日は止めて、病院に帰りましょう。 なに・・・病院で規則正しい生活を取り戻せば、直ぐに元に戻れるでしょう・・・。」 「私の病気は・・・進んでいるのですか?」 私は、つい・・・聞いていた。私の言葉に、彼は・・・立ち上がると・・・紅茶を少し飲むと言った。 「新薬の効果が少し見え始めています・・・。 この新薬が各地で行われている臨床試験で結果が出せ、厚生省が認めれば・・・いえ、その時には良くなって・・・退院している事でしょう。 但し、貴女の遺伝から来る症状については・・・残念ながら夜を選ぶしかないと、今は思っています。」 私は、頷いた・・・新薬の効果が出ているとは信じがたかった・・・病状は以前と変わらない・・・。 でも、あれから吐血は無いし・・・眩暈も無い・・・もしかして本当のなのかしら・・・? 私は目の前で微笑んでいる彼の眼を見ながらそう思った・・・。
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