ぐるぐると・・・揺れて

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次の会合に言った時・・・私に付いたストレイガーが・・・『おや?』という様な仕草をして跪き・・・そして何事も無かったかのように・・・私の手を取った。 マスケラの奥の彼女瞳は何か・・・戸惑っているようにも感じた。 それでも偶にはこのようなアクシデント・・・事故もあるのだろう・・・私はいよいよとなれば今回は遠慮して帰ってもいいと思っていた。 そう・・・わたしはこの時帰るべきだったのんかもしれない・・・私はそこで・・・3人のモナコからデリットを受け取ったのだった・・・。 その日私が売ったのは両腕と、左足・・・そして・・・そこに・・・4人目のモナコが現れ、言った・・・『右足の踝から下を買う・・・。」私の四肢はこうして売られた・・・。 代金に合わせて私の身体を扱う時間は・・・左手が金貨20枚で20分、右手が金貨10枚で10分・・・左足が金貨25枚で25分・・・右足の踝から舌が金貨8枚で8分だった・・・。 私の足元には、合計4袋の革袋が置かれていた。 ストレイガーが言った・・・。 『さも高名なモナコよ・・・サクリフィーチョのデリット(罪)を各々で清めるか? それとも主の御心に沿ったもの同士・・・全員でサクリフィーチョのデリット(罪)を清めるか・・・。 先に賛成の者は・・・十字架を正の位置で握るが良い・・・。 反対の者は、逆位置で握るが良い・・・良いか・・・。』 ストレイガーはそう言うと一旦言葉を切り・・・ローブを脱ぐと・・・マスケラ以外は一紙纏わぬ姿となり・・・首から下げている十字架を握りしめると・・・続けて言った。 『各々方・・・主の印を見せたまえ・・・。』 モナコと呼ばれた男たちは・・・十字架を握った方の拳を・・・天に掲げて・・・開いた・・・。 2対2だった・・・手を欲しがるモナコは全員でも構わないと思ったらしいが、足を頬っするモナコは一人で堪能する時間が欲しかったらしい・・・。 そのセンテンツァ(判決)はストレイガーのセンテンツァの範疇を越えていた・・・。 ストレイガーは、壁に掛けてあるインターフォンを鳴らした・・・。 裸体でちらちらとこちらを見るストレイガーが何とも悩ましげに見えた。 そして、私を買ったモナコ達は・・・いつでも私に飛びかかられるように、息を潜め・・・じっと・・・私の目を見詰めていた・・・。
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