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「未開の惑星の探索や宇宙空間での宇宙船の点検修理などを生身で行うのは危険を伴うからな」
シュプルイアは言った。
きらりは「なるほど」とうなずいた。
「えっとシューくんでいいかな? 呼びにくいから」
きらりはシュプルイアの方を向いた。
「由緒正しきゲルハルト王家の王子様に向かって、なんたる無礼」
マキャイナが反応する。眉間にしわが寄っている。
「よいのだ、マキャイナ。あだ名で呼ばれるのも悪くない」
シュプルイアは笑みを浮かべていた。
マキャイナは「わかりました」と引き下がった。が、眉間にしわを寄せたままだった。
「でさ、シューくんが困っているのは、夏休みの自由研究みたいな? 異文化とのコミュニケーションとか? だよね?」
きらりは言った。
シュプルイアが「それ違う」と言うのをきらりは期待している。
漫画やアニメでは、主人公は地球にいる間は凡人で、異世界や異なる惑星に行くと超人になる。
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