Don't tell me, loves me.

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Don't tell me, loves me.

「好き」 「………」 「愛してる」 「……、それいつも言ってくるけどさ、なんなの」 「なんなのって、」 「毎日いって、よく飽きないね?」 「飽きる飽きないじゃねーの。俺がお前のこと好きだから言いてーの。つか飽きるとかありえねェし」 「……っ」 「んで、いつになったらお前は俺の気持ちに答えてくれるわけ?」 「遊びで言ってるくせに、なんで俺がお前の遊びに付き合ってやんなきゃなんないの。やだよ」 「遊びじゃないって何回言えばいいの俺は…」 「はいはい言ってろ言ってろ」 いつも真っ直ぐに感情をぶつけてくる彼。 ──それを何でもないような顔をしてかわす俺。 俺も、彼と同じように素直になれたら、こんなにも苦しまずに済むのだろうか。なんて。 彼の口から出てくるその言葉たちは、俺を期待させるのと共に──ひどく胸を締め付ける。 先日。 彼が、可愛い女の子と寄り添って歩いているのを、見てしまった。 でも、その光景を目撃したおかげで、彼の普段口にするその発言が、冗談だ、ということを頭に叩き込むことができた。 そのおかげで、彼のその冗談に対し、見当違いな答えを言って困らせる…なんて悲惨な事がおこるのを回避することができた。 ……絆された俺は、どうすればいいの。 (愛してるなんて、いわないで) お題元:26度の体温 受け好き攻め×勘違い受け 攻めが一緒に歩いてたのは従兄妹でしたあるある。普通に妹でも可。 攻めが気持ちを抑えきれなくなってがっついて、そこで受けが泣きながら「彼女いるでしょ」的なこと言って攻めは必死こいて勘違いだということを知らせればいいと思う。
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