第1章

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記念すべきCD「黒夢」の「少年」。 格好良いジャケットを先輩に自慢しました。 すると前から僕の音楽を批評しながらも聴いてくれた先輩は言いました。 「これはお前、やめとけ。こんなの聴くお前は最悪に気持ち悪いって」僕は仕返しに先輩が好きな「マジで恋する五秒前」を歌って馬鹿にしてしまった。 すると先輩は激怒して、「この野郎」と、蹴りで玄関前の隅に僕を一掃しました。 「じゃあな」 先輩はすっきりして部屋をあとにしました。 「少年」のcouplingは「merryXmas、Iloveyou」です。 聴いていると、粉雪がふりました。 小学校五年生の冬です。
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