第17章

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今のうちに帰るか? いやでも、そんなことしたら何されるか... 寝たフリ? いやいや、そんなのあの人はお構いなしだろうし... ぐるぐる考え込んでいると、ガチャッとドアの開く音と共に、沢木さんが部屋に入ってきた。 ドアを背にしていてよかったと思う。 どんな顔をすればいいか分からないから。 沢木さんの家に来ると着させられる、サイズの大きなスウェット。 その膝のところをギュッと握った。
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