第19章

3/8
前へ
/279ページ
次へ
「そんなに驚くことか?光希」 「そりゃ...」 大きな目を見開いて二人を凝視する光希の顔を、長身を屈めて覗きこみながら頭を撫でている、その人。 「途中で気づいてもおかしくなかったと思うが」 「はぁ?」 そして、喉奥で笑いながら俺の髪に指を絡ませるこの人。 「お前が、この子と、この店にいるのが分かったのはなんでだと思う」 「...え」 そういえば、なぜかいつも光希といるときにこの人が現れて--
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2455人が本棚に入れています
本棚に追加