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「そんなに驚くことか?光希」
「そりゃ...」
大きな目を見開いて二人を凝視する光希の顔を、長身を屈めて覗きこみながら頭を撫でている、その人。
「途中で気づいてもおかしくなかったと思うが」
「はぁ?」
そして、喉奥で笑いながら俺の髪に指を絡ませるこの人。
「お前が、この子と、この店にいるのが分かったのはなんでだと思う」
「...え」
そういえば、なぜかいつも光希といるときにこの人が現れて--
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