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「持ってるんなら先に言えよ!
ていうか、なんでお前が?」
「唯間って、生徒会入ってんの?」
目の前の光景に、有り難く感じつつも疑問を隠せない。
そんな男達の気持ちも露知らず、極上の笑顔がサラリと言う。
「入ってるも何も、槙は生徒会長だよ?」
「へぇ…セートカイチョーねえ
すげえな、入学したばっかで」
一流が感心して言うと、得意気な顔の槙。
渚を見ると、聞いているのかいないのか、ぼうっと参加要項を読んでいた。
「へー、せーとか……って、はぁ!!?
生徒会長ぉ!?」
「反応おそっ!!」
三人が突っ込みを入れると、渚は「だって」と続ける。
「こっち読んでたんだよ!
何だよ、この参加資格…
一学期の単位が足りている
一、二年生って!」
「ああ、それね」
そう。
《生徒に欠点を採らなせないこと》。
それが合宿をする理由だった。
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