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悠「しかも二人がダブルスを組んだら右に出る者はいなかったらしくて、オリンピックで金メダルを勝ち取ってきたらしいんだよね」
燐「金メダルっ!?」
すげぇ…高校生で中国を倒せるのか…。
その二人…すげぇー相性が良かったんだろうな…。
このラケット…何処かで見たことあるような…。
柚「はい、じゃあ部活始めるよ」
こうして部活が始まった訳だが…何故4人?
いや、それ以前に何故オレは今ここで卓球をやっているんだ!?
顧「あれっ!?なんでオメェー1人しかいねーんだよ!!」
燐「いや、オレに言われても…」
顧「チッ、居ねぇーもんはしゃーない。4人いりゃー団体は組めっから問題ねぇだろ」
燐「えっ!?団体?」
顧「大会は三日後だ!!ったく」
燐「えぇぇぇえ!!」
聞いてねーよ!!
なんだよ大会って!!
たった三日で半年のブランクが取り戻せる訳ないだろうが!!
しかもこの場にオレの知り合い1人もいねーんだよ!
オレの頭はパンク寸前だった。
ハッ(゜ロ゜;
これが巷で噂のドッキリか!?
そんな訳ないですね。はい。
この後、結局オレは卓球を続けることにした。
いや、されたか?
選択肢なんてあるようでないようなものだったし。
大会は…泣きたくなった。
ゴールデンウィーク潰れたし。
ブランクってこぇー。
マジこぇー。
ぼろ負けしたけど、顧問は飲み物を奢ってくれた。
それと幸楽苑のプリンw
プリンを貰った悠人先輩は『あのジジイ!なに自分だけ幸楽苑のラーメン食ってんだよ!?オレらにもラーメン食わせろ!!』と先生が帰った後に激怒していたw
話は変わるが、オレに暇があり、週二回しか活動をしていない写真部と時間が合えばよく遊びに行っているw
写真部の先輩達には『卓球部に誘拐された人』って認識されていたのは別の話である。
あ…。
そういえばオレ、入部届け出してなくね!?
まぁ、いいか。
あのヤクザなんも言わねーし。
来週は新入生歓迎会か。
楽しみだな。
光「天草、今日の放課後にいつもの会議室に行けよ?」
燐「先生、オレ今感傷に浸っているんです!邪魔しないでください!!」
光「怒るなよ…」
燐「で、放課後ですよね?わかりました」
放課後、別館で迷子になったのは言うまでもない。
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