☆みんなでやろう鬼ごっこ☆

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<遡る事20分前> ―ミキ視線― 燐音くんか…素直でいい子だな。 彼氏にしたいくらいだ(笑) 素直で可愛くて、でもその反面、腹黒で毒舌で…ギャップ萌って言うのかな? 教育実習の最終日にいい出会いをしたな。 本音を言うならもうちょっと早く出会いたかった。 光「教育実習でこの学校に来ている東雲先生からの挨拶だ!」 もし、留学なんてしていなかったらこの放送をしていたのはオレだったりしたのかな? オレはこーちゃんこと室井先生からマイクを受け取りステージに上がった。 が、ブーイングの嵐だ。 とっとと帰れだの平凡だの言いたい放題(笑) オレも随分と嫌われたものだ。 何もしてないのに。 ミ「えっと、短い間でしたがありがとうございました(棒読み)」 光「棒読みwwww」 なんかガスマスク着けた変人に笑われた。解せない。 ブーイングの嵐は拡大してるしw そうだよな、ガスマスク外したらこーちゃんもイケメンだもんな。 あーもうブーイングうざい。 最終手段だ。コイツら黙らせるか。 ミ「こーちゃん…嫌、室井先生。水ありますか?」 光「ちょっと待ってw」 こーちゃんが白衣のポケットに手を突っ込んで何かを探している。 いやいや(笑) ポケットサイズの水じゃなくオレが求めているのはペットボトルサイズの水なんだけどwww 水の量が少ないと不発に終わっちゃうから、ちょっと多めに水がほしい! 光「あ…塩酸ならあったぞ?w」 ミ「え?君は塩酸持ったまま鬼ごっこしていたの??」 光「そこっ!?」 ミ「ガスマスクしていて塩酸持ち歩くとか…通報されちゃうよ?」 光「案外平気だぜ?wwww」 ミ「…………」 平気なんだ。 流石、こーちゃん。 人の考えの斜め上をいく行動をするなw 光「冗談はさておき、ほら!!」 オレはこーちゃんが投げたペットボトルを受け取った。 ミ「普通は500のだよな?」 こーちゃんが投げたペットボトルは2㍑だった。 光「出血大サービスだw」 ミ「…………」 こんな所でサービス精神に火をつけるなよ。
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