☆みんなでやろう鬼ごっこ☆

7/9
前へ
/263ページ
次へ
オレはペットボトルのキャップを開けた。 キャップはそこら辺に捨て、オレは頭から大量の水を被った。 足元には黒く濁った水がどんどん溜まり、そこそこ大きい水溜まりになっていた。 黒髪は地毛を隠す為。 スプレーはほとんど落ちた筈。 さっきまで罵声を浴びせていた奴等がいつの間にか静になっていた。 そのせいでポイッと投げ捨てたペットボトルが床に落ちた時、やたら大きい音に感じた。 いや、単純にペットボトルが大きかったってのもあるだろうけどさw こーちゃんは爆笑しているし。 オレは濡れた事により、更に長くなりオレの視界を遮りやがる前髪がウザくなり右手でかきあげた。 うん。よく見えるw ミ「どうだ?コレなら満足か?」 ここのオレを嫌っていた生徒もオレを避けていた教員も大嫌いだ。 中身を一切見ようとしないで、見た目だけで相手を判断する…オレはそういう奴等が大嫌いなんだ。 だから最後に一泡吹かせてやりたかった。 まぁ、結果オーライ?ww 光「ククッ、相変わらずイケメンだなお前はw」 ミ「ん?ってかそろそろこーちゃんもガスマスク外したら?」 それじゃいつまで経っても好奇の目で見られちゃうぞ?w 光「時が満ちたらなw」 ミ「どういうことだwww」 光「まだ時ではないのだよ」 ミ「いつがその時だ?」 光「誰かがピンチになったらw」 ミ「なんで誰かがピンチになったらガスマスク外すんだよお前はw」 光「ははは」 ガスマスク外したところでどうにもなんないことのが多いだろうがw ミ「でも、まぁ…今回こーちゃんはスゲー助けられたわw」 光「なぁに。オレとお前の仲だろ?それにオレのがお前に何度も背中を押されてるし助けられてる。その恩が少しでも返せたならそれは本望だよ」 ミ「……ガスマスクがなければなぁ…」 もっとシリアスでカッコ良かったのに。 まぁ、少し残念な所も含めてこーちゃんだからな。 光「うっせぇ。ガスマスクはな有害ガスから使用者を守ってくれるんだぞ!そんな偉大なガスマスクの何がいけないと言うんだ!!」 ミ「お前の使い所がダメなんだよw」 光「知ってるよ」 ミ「確信犯かw」 こんなやり取りも…いつ以来だろ? さて、そろそろ着替えたいな。 ―ミキ視線終了―
/263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

202人が本棚に入れています
本棚に追加