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燐「オレは天草燐音です…」
素直に本名を名乗ることにした。
和「……天草…?(ニヤッ」
一瞬…本当に一瞬だったが、この先生が笑った気がした。
オレの見間違いかな?
まぁ、いいか。
会議室についたし。
会議室に入ると他の中央委員はもう集まっているみたいだ。
オレは空いてる席に座り、会議の内容を紙に殴り書きしながら話を聞いていた。
どうやらさっき出会った大神先生が中央委員会の顧問らしく、生徒にてきぱきと指示を出している。
中央委員長は去年の副委員長がなって、副委員長には去年の一年代表がなるらしい。
つまり、一年代表になったが最後どんな事が起きようが、自動的に中央委員長になる訳だ。
上手く出来たシステムだなw
和「で、今日は最初ってこともあるし一年代表を決めたいと思う!決めとかないと後々不便だしな。誰かやりたい子いるか?」
勿論、誰も手をあげなかった。
おい。
誰か手をあげろしwww
和「じゃあ、天草くんやってね!」
燐「嫌です」
和「君に拒否権はないよ?」
燐「意義あり!」
本日三度目の台詞だ。
和「…黙って頷かないと、この場で君を犯すよ?……天草燐音くん…?」
燐「分かりましたよ!やればいいんでしょ!?」
もうヤだ。
何でオレは2人の教師に似たような脅され方をされてんの?
オレがいったい何をしたと言うんだ!?
あと、だから犯すって何さ!!
会議が終わり、オレはとっとと寮に帰った。
数日前までは寮の豪華さには驚愕したが今はもう慣れた。
基本2人部屋、3人部屋だが、生徒会だけは1人部屋らしい。
けっ!金持ちめ!!
因みオレは鶴橋くんと3人部屋を2人で使っていたりするw
空いてる部屋はオレらの物置状態っていうw
あ、最上階は理事長と一部の教員が使っている。
その下の階が残りの教員・生徒会。
次が風紀・特待生。
んでラストが一般生徒。
その下にスーパーとか…なんだろ?ショッピングセンターみたいのがあるって感じだ。
そしてオレと鶴橋くんは風紀・特待生フロアに部屋がある。
オレらこれでも特待生だからねwww
エレベーターに乗り自分の部屋があるフロアで降り、部屋に向かって歩き始めた。
エレベーターってあの独特の浮遊感が嫌いなんだよね。
あ、どうでもいいって?w
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