☆2年生だぉ☆

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半年前、オレは左手首を痛めてそれ以降は部活を休部している。 そしてオレらは進級して2年生になったんだ。 担任は運良く室井先生のまま。 部活は休部してるがボールを磨いたり卓球台を拭いたりなどの作業は出来るから一応卓球場には行っている。 本当は真っ直ぐ帰った方がいいんだろうけどそれはオレが嫌だった。 例えボールを打てなくてもオレは卓球が好きで卓球だけが取り柄だから。 先輩達と卓球場に行くと先日入学したばかりの新入生がいっぱい見学に来ていた。 悠「今日もいっぱいいるね(笑)」 柚「あー……胃が痛くなってきた……」 悠「ちょっ、緊張し過ぎだしwww」 柚希先輩はどうやらプレッシャーに弱いらしい(笑) そういえば、顧問違う先生になるって柚希先輩と悠人先輩が言ってたな。 まぁ、いいか(笑) 今日は窓でも磨こうかな? ちょっと汚れてきてるし。 そんな訳で窓ガラスを磨いていると、可愛い系の1年生に声をかけられた。 ?「先輩はやらないんですか?卓球」 先輩、先輩言ってるからオレの事を呼んでるとは気づかなかった。 そういえば2年になったわけだし、この子たち1年生からしたらオレも先輩の部類に入るんだよな。 燐「んー、オレさ半年前に手首痛めたからやらないんだ。いや、正確には出来ないんだ……」 ?「それなのにココに来てるんですか?」 グイグイくるな…この子。 燐「……どうしても…例え出来なくてもオレはココに居たいんだ……この場所に居れることがオレの誇りでもあり、それに卓球を投げ出したくないんだ…」 ?「僕……入部します。天草先輩の元で卓球をやりたいです!」 いや、ごめん。何で? どっからその決意はやってきた? 燐「オレ、ボールも打てないような救いようもない人間だぞ?」 ?「先輩の強い志に惹かれたのでボールが打てなかったとしても先輩の指示を最後まで先輩が引退するまで聞きたいです!」 燐「変わった子だな(笑)」 ?「よく言われます」 燐「君、名前は?」 ?「琥珀です。僕は平 琥珀<タイラコハク>です」 燐「琥珀くんね♪」 琥「はい!」 そんな訳で一人入部者を確保しました(笑)
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