☆オレの意見も尊重しろ!☆

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部屋に着き、個人の証明書代わりであるカードキーを使ってドアを開けて中に入る。 樹「あ、おかえり!」 燐「ただいま…」 樹「……何かあったの…?」 燐「実は…」 オレは放課後、鶴橋くんと別れてからの出来事をざっと話した。 燐「って訳なんだ」 樹「ねぇ…その大神って先生には注意をした方がいいと思うよ」 燐「んー…やっぱり?」 そうなのか。 よく分からんが鶴橋くんが言うことってよく当たるんだよね。 担任がホストとか生徒会メンバーの性格とか他にも色々あったな。 燐「なぁ、鶴橋くん?」 樹「樹哉でいいよ。どうしたの?天草くん?」 燐「オレも燐音でいいよw」 樹「分かった」 鶴…樹哉は少し照れくさそうに笑った。 あ、可愛いな。 男にこの言葉は似合わないハズなんだけど、樹哉には合う。 多分、親衛隊に入らなければ樹哉にも普通に親衛隊が出来たと思う。 燐「樹哉って預言者?」 樹「違うけどww」 何だ違うのか…。 絶対そうだと思ったのに。 燐「じゃあエスパー?」 樹「それこそあり得ないから」 燐「じゃあ樹哉は何者?」 樹「んー腐男子だよ?」 フダンシってなんぞや? あ、アレか? オレの両親と同じ人種か? 樹「燐音も腐ってみる?w」 燐「遠「拒否権はないから」…デジャヴ」 こうしてオレは入学してそうそう同室者に洗脳されて腐男子に生まれ変わろうとしていた。 なんだろう。 すっごく、濃い1日だったな。 樹哉による腐適切な説明を聞かされながらオレは現実逃避をし始めた。 これ三年になった時オレどうなってんのかな?w 彼女とかいたりして?(笑) ダメだw 想像できねーやwww 三年になってもきっと、濃い日々を送っているんだろうな。 ってか、この学校に耐えきれずに退学していたりしてなwww 樹「聞いてる?」 燐「最初は嫌がってたホスト教師が王道転校生に深いキスをしてその後に名前呼びイベが始まるって話だろ?」 樹「聞いてないかと思ったけど本当に聞いていたw」 燐「…そんな展開…ならないと思うな」 樹「なんで?」 燐「…仮に転校生がオレらのクラスに来たとして、王道通りに事が進むとしよう。…先生がガスマスクを外すと思うか?」 樹「………思わない…」 まぁ、根本的な問題だよなw
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