第1章

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「おじゃまします。」 中はやっぱり後藤の匂いだ。 靴を脱いでリビングにいくと、沢山の高そうな家具が並んでいた。 「適当にソファーにでも座って。お茶出すし。」 「お気遣いなく。」 そして本棚の中にはいくつもの楽譜。古いものから現代曲まである。 中央にはやはりグランドピアノ。高いメーカーの1000万はするやつだ。金持ちめ。
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