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「おばあちゃんとおじいちゃんになってるじゃないか……」
「そこまで私を幸せにしてくれたなら私も折れます。仲良く五十年過ごせたなら誰も彼も祝福してくれます」
そう言って彼女はベッドに横になる。
「結婚生活が楽しみです。さて、私は少し寝ます。あなたも仮眠をとってくださいね。あなたと一緒に退院したら婚姻届出しましょうね」
幸せな顔とは、今のの彼女の顔だろう。
今、この時、人生の最高の出会いはこの人だと思った。
これはクロが僕にくれた縁だ。
もし、クロが神猫になっているなら是非、もう一度会って彼女を自慢したい。
神猫は話せるんだよなぁと彼女を寝顔を見ていると僕にも睡魔が襲ってくる。
僕は空いてる隣のベッドに横になる。
「お休みなさい。愛しているよ。誰よりも」
彼女に聞こえないように小さく言った。
僕の幸せとは一人の女性を幸せにすることだ。
彼女はもうすぐ僕の嫁になる。
神様ありがとう。
この幸せを……。
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