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「でも!あのままじゃ!上の神様!てっぺんの神様!助けてあげて!もう少しで結婚できるのに!罰は!罰は僕に与えてよ!」
「……落ち着け、クロよ……」
空から上の神様の声が響いた。
「あの子が死ぬことはない。てっぺんの神様もお前らの力で回避できるような罰を与えたのだ。気付かなかったお前らの目を恨め」
でもでもと涙目で口ごもる僕を心配そうに眺めるシロが変わりに空に声を向ける。
「本当に死ぬことはないんね?だったらクロが失う大切なものって、なんなんよ?」
僕はシロを仰ぎ見る。
シロも涙目だった。
僕の悲しみがシロにも移ったようだった。
空から声が返ってくる。
「……子宝だ……」
僕はわぁぁと声をあげた。
「僕のせいで!僕のせいで!わぁぁぁ!」
僕は地面に突っ伏して声をあげて泣いた。
これが罰というものだと空から上の神様の声が響く。
それにもシロは、ぐっと涙をこらえた声で上の神様に声をかける。
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