第二十一話~はじめまして!~

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「夢だから僕が話しても驚かないの?夢だから、そんな嬉しそうな顔をしているの?」 彼女は、くすくすと笑う。 「夢だから全て許せる……。そんな訳ないでしょう?夢だからこそ、人は厳しくあるべきです。今、私がクロちゃんとお話ししているのは、あなたのいうてっぺんの神様が私にくれたプレゼントですよ」 「どういうこと?」 「お告げって言うのかな?お前らの結婚の立役者に会わせてやろうって、ついさっき夢の中で言われました。ただし、夢の中でという条件付きで……」 「そうなんだ……」 僕は撫でられる喉が気持ちよくて軽く言葉を返した。 でも、なぜてっぺんの神様はこんなことをしたのだろう。 「クロちゃんは私より旦那様に会いたかったかな?でもね、それはダメなんだって。そうすると旦那様が努力をさぼりだすかもしれないって、てっぺんの神様が言ってました。そんなこと、ないのにね」 僕は話を聞いて夢でも忘れていてはならないことを思い出した。
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