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そこにいたのは
"鳥 " だった。
「はぁ…。なんだ、ただの鳥か。」
びびりすぎだよ…俺。
俺は鳥に近づく。
え? 傷かな?
鳥には傷があるみたいだ。
よく見ると傷が酷い、
えぐられたような?そんな傷。
傷からの出血が止まらない…。
俺、止血なんてできないし、
どうしよう……
ていうか、
普通こんな酷い傷出来るか?
さっきドスッっていってたけど、そのとき出来た傷か?
「う~む…。」と、うねる。
ふと、
上を見ると巣があった。
この鳥の巣かな。
そういや、さっきから小さいけど鳴き声がする。
この鳥、親鳥なのかも。
うーん。
ひながいたらエサがなくて死んじゃうかも…。
久しぶりに木に登ってみようか…。
怪我しなきゃいいけど。
「ふぅ。 やるか。」
まずは、
木のくぼみに足を乗せてっ
ズズッ
っっ。
本当に大丈夫か俺。
はじめから滑るとは…。
こんなに木に登るのって難しかったっけ。
靴か?靴がいけないのか?
そんなことより早くやろう。
腕まくりをして、もう一度木を見る、
なんかさっきより高くみえるよ~…。
「よしっ。やろっ。」
木と何分か格闘してやっっと登れた。
覗き込むと、案の定 ひながいた。
あと、卵も何個かあるな。
んっ?
なんだあれ?
俺は巣により顔を近づけた。
「! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
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