第4章

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さすがにどちらも 僕の授業には現れなかった。 食欲もない。 彼らと顔を合わすのも正直怖かった。 なんとでも理由をつけて昼食も断ろう。 昨夜眠れなかったせいか。 朝から何も口にしていない割に 空腹も感じず頭は変に冴えわたっていた。 キッチンを覗けば誰かいるだろう。 生徒のいない勉強部屋を出て 廊下を歩いていると。 『ピンポーン』 ちょうど玄関ホールの前でチャイムが鳴った。
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