第1章

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やあ僕の名前は深海 改(しんかい あらた)。 突然だが僕は今、親友と書いて撒き餌と読む主人公体質の進藤 光(しんどつ ひかり)と学校から帰宅している。 「だから貴方達も気をつけなさいよ!」 あ、そうそう幼馴染みと書いてビッチと読む八尾 久美(やお くみ)も一緒だった。 「へーい」 「うん、わかったよ」 ちなみに礼儀正しい方が光だ。 「うん光はよろしい!だーけーどーアラタ?私の言ったこと復唱してみて?」 「…なんで?」 「ちゃんと話しを聞いてたら大丈夫でしょ?」 「えーっと…最近また行方不明者が現れたってやつでしょ?」 「あっ聞いてたんだ。ならよろしい!」 最近は、それが1番の話題だからわかるよ。 「それにしても本当に行方不明になった人達はどこに行ったんだろうね?」 「一部では神隠しとか言われてるけど…」 「んー何にしろ物騒な話だねぇ」 「そーだなー」 僕がいつも通り適当に相槌をしながら歩いているとマンションが見えた。 「あっじゃアラタまた明日!」 「じゃあね!ってクミあまりくっつくなよ!」 「えへへ…」 「…おう、またな」 2人は仲良さげに腕を組みながらマンションへ入っていった。 何でも3年前に光が引っ越してきて部屋が隣同士になったらしい。 いつものことなので別に嫉妬とかは湧かない。
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