第1章

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男はまだ寝ている。 「まあ時間差があるかもしれないし、まだ待っておくか」 そう言い男を担ぎ家の地下にある監獄に男を入れた。 そこには老若男女問わず30を超えた人達がいた。 僕の親だった2人もいる。 全員奇声を発しているが僕は無視して日課である経過観察を行った。 「んーダメダメだね。全員だめだ。 まあ死なれちゃ困るからコレあげるよ」 そういい僕は全員に鬼儀理(おにぎりに極少量の毒を含ませたもの)を2個ずつ投げ渡した。 「そうそう新入りのを奪ったら次の実験台にするから」 まあ鬼儀理を食べていて聞こえてないだろう。 「さて汚れたし風呂にでも入るかな」 僕がこんなことをしているのには理由がある。 僕は物心ついたときから生命の輝きを追い求めている。ソレを僕は過去数えるほどしか見たことがない。 と言ってもソレが人が活躍しているときか人が生にしがみついているときか何がソレなのか自分ですら僕が追い求めているものの正体をわかってないが。 ん?それじゃあ、なぜソレを見たことがあるって言えるかって? 簡単だよソレを見たときは直感でわかる。 そして僕は様々な人体実験の末にもソレがあると、またしても物心ついたときから確信している。まあ、成功例はまだないが… この素材達は光が正義感で倒したナンパ野郎や悪い組織などで構成されている。 理由は活きがいいからだ。 だから光は最高の親友(撒き餌)と呼べる。
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