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突然耳元で囁かれた。
いつもふざけてばかりのこいつが、色のある声で俺に囁いてるなんて…
「ッ…んッ…」
耳たぶにキスをされ、リップ音が鼓膜を犯した。
びくりと身体が震えてしまう。
「…浩平…」
「…ん…」
今度は、俺からキスをした。
口を割って、浩平の口腔へ侵入した。
すぐに向かい入れてくれて、優しく舌を絡ませてくれた。
…今は、これだけでいいや。
下着の中では、欲望がだいぶきつい状態になっていたけれど、まぁこれはどうにでもできるし。
…今は。
浩平の味を、覚えるまで貪ることにしよう。
結局俺たちは授業を20分も遅刻するはめになり、先生からこっぴどく叱られた。
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