2-武田雅人の場合

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突然耳元で囁かれた。 いつもふざけてばかりのこいつが、色のある声で俺に囁いてるなんて… 「ッ…んッ…」 耳たぶにキスをされ、リップ音が鼓膜を犯した。 びくりと身体が震えてしまう。 「…浩平…」 「…ん…」 今度は、俺からキスをした。 口を割って、浩平の口腔へ侵入した。 すぐに向かい入れてくれて、優しく舌を絡ませてくれた。 …今は、これだけでいいや。 下着の中では、欲望がだいぶきつい状態になっていたけれど、まぁこれはどうにでもできるし。 …今は。 浩平の味を、覚えるまで貪ることにしよう。 結局俺たちは授業を20分も遅刻するはめになり、先生からこっぴどく叱られた。image=495706062.jpg
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