オレクロ報告会

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 老若男女問わず、彼らは自らの守るべき者のために戦う。時に空回りし、白い目で見られることがあろうとも突き進むのだ。  俺の目が黒いうちは、手を出させない! 選別はしっかりきっちり、手抜かりなくを信条に組織、オレクロは活動を続けていく。  しかし、彼らは知らない。誰もが守られることに納得しているわけではないとわかっていないのだ。反組織ができたことも、作り出した者が守りたい相手だとも知らないまま一歩下がって二歩前へ進む。  知らぬが仏だ、と彼らの配偶者は頷き合う。配偶者である者達は、面白くおかしい組織に突っ込む気などない。日常で起こる笑いに腹筋を鍛えつつ、気が向けばアドバイスをして過ごしているのだ。  平和な笑いある日常は、組織オレクロが存在しているからかもしれない……?
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