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再び身体を横たえれば
ボタンの外されたシャツはいっそう肌蹴け。
乱れた黒髪が台の上に広がる。
「今度は9ボールにするか?」
「やめて……本当に怖いの」
脅える弟をよそに
征司は色とりどりのボールを容赦なく台の上に転がした。
「んんっ……やだ……」
素肌に冷たい球が触れる度。
和樹は艶めかしく白い身体をしならせていやいやをする。
「ふうん。それじゃビリヤードより楽しい事あるか?」
まるでいやがる様子を楽しむように。
「ん?どうなんだ?和樹」
「ンッ……ぁ……」
征司はひとつ手に取ったボールを
和樹の胸の上で転がし始めた。
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