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首の無い死体の上に重なる首の無い死体。
まるで組体操するかの如く、山のように腐乱死体が積みあがっていた。
軽く100体は超えているであろうその死体は、尋常ではない腐敗臭を放っている。
「なんか妙な匂いが近づいてると思ってたけど……これやったんか……」
青白い顔で大雅がそう呟くと、鈴村が怯えた様子で何かを指差す。
「あの死体の山の……頂上に居るヤツ……何ですか?」
鈴村が指差している方向に3人が顔を向けると、今まで見たことも無い形状の化け物が存在していた。
両耳に大きなゴールドのリングピアスを付け、全身は血が全く巡っていないと思われるくらいに青い。
カメレオンのような動きで死体の上をゆっくり移動している。
身体は普通の人間とほぼ同じサイズだが、腕と胴が異様に長い。
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