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「理事長!俺がどれだけこの日を楽しみにしてたかご存知ですか!?同室になって更に無防備になった藍奈を押し倒してあんなことやこんなことしたかったのに!顔を赤らめて感じちゃう藍奈を毎晩眺めたかったのに!朝起きたら最初に藍奈をこの瞳に映したかったのに!こんな可愛い天使を他の野蛮な輩と密室に二人きりなんて危ないです!ぜひ俺に!俺と藍奈の愛に!」
「「…………」」
………。
理事長と顔をあわせて頷く。
「うん、じゃあ、野蛮な輩と同室にならないようにね、うん」
「ですね、理事長、ありがとうございます」
カードキーをしっかりと握り締めて秘書さんにもお辞儀をして理事長室のドアに手をかける。
「では、失礼しました」
「うん、またいつでもおいでー」
「えっ!藍たんどこいくの!?」
変態から逃げるように瞬時にドアを閉めて廊下をダッシュ。
パンフレット通りに行けば自分の部屋に着けるはずだぜ!
あんな変態と住むなんてごめんだぜ!
俺の貞操が危ういぜ!
なるべく音をたてないように全力で走りました。
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