5人が本棚に入れています
本棚に追加
/92ページ
私は、貴方を失った後、
誰かの”生きて”という言葉を支えに生きてきた。
耳の奥に残る誰かの言葉。
"迎えに行くから"
私はただ、誰かとのその約束を鎖に、生きたかった。
新しい出会いをして、友達と遊んで・・・
やりたいことはいっぱいあった・・・・
そのはずだった・・・
だけど・・・もう限界・・・・
今はもう、あの家に・・・あの人に・・・
復讐できればそれでいい・・・
あんなヤツ・・・・
どん底に落ちてしまえばいい。
・・・ゆっくりと・・・ゆっくりと・・・
一歩ずつ進む先は海の中・・・
・・・バイバイ。
大キライな家族と世界に
私は別れを告げた。
最初のコメントを投稿しよう!