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外へ駆け出ると懐かしいはずの外は夜でもとても眩しく、
血のついた服をそのままに息を整えてから再び走り出す。
・・・はぁ・・・・はぁ・・・・
なぁ・・・あと・・・はぁ・・・どのくらい走れば・・・・
はぁ・・・わかんねぇ・・・・はぁ・・・
山奥に存在した研究所から走り続けてきた3人。
彼らは知らないが、もう6時間近くは走っている。
いくら走っても森、森、森。
・・・なぁ・・・水の・・・音・・・しないか?はぁ・・・
・・・はぁ・・はぁ・・・確かに・・・
・・・近い・・・
走り続けた彼らの耳にようやく届いた森の囁き以外の音。
3人同時に立ち止まり息を整えながら耳を澄ます。
・・・!あっちだ!
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