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塔の中に入ると今度は明かりは無く、中は真っ暗なまま。
だが、二人はまるで見えているかのように
まっすぐと道なりを進む。
しばらくコツコツと歩く音と、
敵を切り倒す音と銃声だけが空間に響いていた。
『神羅・・・』
神鬼は、道の左右の明かりが灯るのを確認して話しかける。
「はいはーい。もういーよん。
一階から五階の修復完了♪次いってみよー次!
はい、階段。」
二人で敵を斬り倒している間、
神羅だけはコントローラーとパソコンを片手で操作しつつ
修復作業を進めていた。
そんな調子で時間は過ぎて行き・・・
残り20分を残し・・・19階にて。
『・・・扉があかない。』
「・・・・・・開閉機能停止?・・・あーもう!」
20階への道を二人は失っていた。
神鬼が扉の破壊を試みるが傷つけることさえかなわず。
残り15分。
神羅はひたすらキーボードを叩いていた。
「・・・修繕コード確認。入力完了。
・・・・神鬼―?開閉スイッチ作ったから押してみて―?」
『・・・・これか?』
残り時間5分を残し、
扉の機能を回復させた神羅の功績により
20階へと到着した二人。
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