0人が本棚に入れています
本棚に追加
その、門前に真っ白な子猫はどこからかやってきた。
その子猫は門の前で止まると、その上に飛び乗る。
落ち着く場所が見つかると、毛ずくろいをして起用に丸まった。
その校舎の中では・・・・
「・・・白金 銀!!勝負だ!」
『・・・・』
その声に一人の青年が立ち止まり顔だけを呼び止めた集団に向ける。
その瞳は呆れを含み、格下を見るような目。
『・・・・はぁ・・・』
場所を移動して校舎裏。
武器を手にしているのは集団。その集団に向き合っている青年はポケットに手を入れ無防備。
傍から見ればこの喧嘩の勝敗は集団だと予想する。
だがそれは囲まれている青年を知らない者たち。
知っているものはそそくさとその場から離れていく。
そして始まる一方的な暴力・・・
「らぁ!!」
『・・・じゃま・・』
を、するのは集団ではなかった。
襲い掛かってくる集団の攻撃を難なくかわし、
それと同時に相手の腹へ重い膝蹴りを食らわせる。
拳を振るわないまま集団は次々と、重い蹴りに倒れていく。
最初のコメントを投稿しよう!