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『はぁ・・・
まぁ あと5年くらいはあいつら帰ってこねぇし・・・家に住むか?』
ーミャァァア!ー
『っ! 飛び付くな!』
ーミッ!ー
『あーハイハイ 俺が悪かったよ降参。』
猫は嬉しさのあまり飛び付いてきたが、しゃがみこんでいた青年は、体勢を崩し後ろに倒れた。
その首根っこを掴んで怒りながら体勢をもとに戻すも、猫は不満そうに抗議の声を上げる。
猫を降ろすと、機嫌を損ねてしまったようで、そっぽを向いてしまった。
その様子に青年は、少し考え込んでから動き出す。
ゆっくりと猫に近づき首もとに指先を近づける。拒絶はされなかったので、そのまま首もとを撫でていると・・・しばらくして小さくだがゴロゴロと喉を鳴らす音が聞こえてきた。
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