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食事を終えてしばらく。話しずらそうにしていた住職が意を決して口を開く。
「今回は朱神様んことなんやが・・・」
言葉を濁す事になんの意味が含むのかはわからないが、集まった皆は生唾を飲んで静に先を促す。
「・・・どないやら目覚めがにきらしい。」
その言葉に辺りは一気に騒がしくなる。
“なんやと!?“
やれどうしたことだと、近くのものと会話を、始める始末。
「器どないする気や!?」
静に目を閉じ、俯き強く唇を噛む住職。
スッと顔を上げ、一人の青年に視線を流す。
「鶯」
呼ばれた青年は肩を揺らし目を見開く。
部屋に集まっていた者たちが、一気にわめく。
「なっ!?スズメにやらせるゆーんか!?」
「昴。落ち着きよし。」
「落ち着いてなんておられへんわ!!」
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