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『俺には最後の言葉の以外はよくわからねぇが・・・・』
・“すまない白虎よ・・お前を一人この地に封ずることを許してくれ。いつかワタシの遠い孫がお前を封じた場所にたどり着くことができたら・・・どうか守ってやってくれ。
ワタシの血は確実に後世へと継がれることになるだろう。
お前とその友たちに勝手ながら頼みたい。
ワタシと同じようにして生まれた、お前たちの声を聞ける子をどうか・・・”
そして、この争いに終止符を・・・。
『伝言は伝えたぜ? じゃぁな。』
男を囲うようにいた動物たちを踏まないように歩きながら、その男はそこから去って行った。
その後ろからは空に叫ぶような動物たちの鳴き声がいつまでも響いていた。
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