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扉を開けた瞬間からたちこもる
まだ、乾ききっていない血の匂い。
転がるのは親だった存在と兄弟。
そして、うるさく悲鳴を上げるものだから、
近所から駆け付けた住人と警官。
その上を平然と歩きながら彼は着替えと
キッチンにあった灯油を片手に、ある一室へと向かう。
『・・・・臭い』
―ソウダロウヨ
オモイッキリカエリチアビチマッタカラナァ―
服を脱ぎ、また扉を開けるとそこは浴室だった。
『・・・はぁ・・・』
暖かいシャワーを浴びて返り血を洗い流す。
思い出すのは・・・・
昨日・・・
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