日常の中の非日常

7/8
前へ
/12ページ
次へ
「え~、朝の連絡は~、あ、今日は集会が有るそうだから~、10分までに体育館に集まっとけよ~。」 ……集会か。めんどいな。 その時脳内で声が響いた。 『タラタラッタラーン!和真様!和真様のチート能力をコントロールさせていただいております、ミュゼットと申します!』 「うおっ!?」 「ぇ?和真?どうかしたの?」 「あ、いや、何でもない。」 『もぉ~、和真様ったら♪私は和真様の意識のなかにすんでおります故、他の方には見えませんよ?』 (そうか、なら出ていけよ。) 『ちょ、ひどくないですか…?私は和真様のチート能力であり、コントローラーです。私が出ていくとチート能力はなくなりますよ?それでもよろしいのですか?』 (それは…………。) 『それは?』 (…………) 『それは?それは?』 (お前うざったいな。) 『はぃっ!?酷すぎますよ!』 (しょうがないから出てくな。) 『もぉ~、ツンデレなんですから♪』 (……殺したい。)
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加