日常の中の非日常

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そして鞄を手に取り、リビングに戻る。 焼いてあったトーストを口にくわえ、弁当箱を鞄に詰め込んだ。 「いっへひまふ!」 「ちょっと、和真!あんまり慌てちゃダメよ!」 そんなこといってられる場合かクソババアめ。 急いで走り、曲がり角を曲がる。 すると曲がり角の先には……。 「ねこっ!!」 そう、猫が居たのです。 何でこんなときに猫が……。 もふもふしたい……。けど学校が……。 今何時だ? ふと、鞄の中にいつも入れている腕時計を見る。 7時48分 猫と戯れていては学校が……。 「っ、すまないっ!」 俺は猫を置き去りにして学校への道をひた走った。
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