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茜は茜であれば良いと願っていたんだ。
決して踏み出してはいけない領域に、僕等は土足で踏み込んだのだから、それなりの罰は受けるべきだ。
空はどんなに願ったって、あの日と同じ空は二度と帰ってこない。
茜が綺麗だと言ったあの茜色の空でさえ、すぐに漆黒に塗り潰されてしまった。
茜のかけがえの無い君の青春を、僕は漆黒に塗り潰してしまった。
でも茜の笑顔だけは、どうしてもそのままでいて欲しいんだ。
2人が出会ったのは、夕暮れの街角だった。
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