第3章

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寒撫「あの子、何時まであっちの『ボクたち』や『怪獣』と戦ってるんだろ?」 霜雅に抱き付きながら問う寒撫。 さらに続いて 御夜「と言うかあれ、何の能力?」 寒撫とは逆側から霜雅に抱き付き問う御夜。 霜雅「んー?先に御夜に答えると、 『超質光学迷彩(オプティカルカモフラージュ・メタマテリアル)』 『幻影霧都(ファンタズム・ミストキャピタル)』 の二つ。 んで、寒撫に答えると、最短なら数秒、最長なら数年だな。 っつーか二人とも抱き付くな。 地味にムラッとするから。」 寒撫「ん?ボクは良いよ?」 御夜「私も平気だよ♪」 霜雅「うん分かったとりあえず今夜たっぷり可愛がってやるからちと離れろ。 ……アイツ、ちょっと予想外だった。」 甘い声を出す妹を制し、霜雅が狂暴な笑みを浮かべる。 その目線の先には、 譚「はぁっ…はぁっ…!」 荒い息を吐く譚と、       ゴーレム 周囲に転がる泥人形。 霜雅「はぁん。『細菌害悪(ウイルス)』ね。 迂回して“本物”っぽく見せといたのに、それを“偽者”って見抜いて内側から自壊させるウィルスを使ったのか。中々頭も切れるみたいだな。」 声を掛けつつ降り立つ。
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