第3章

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ただし譚は気付いていなかった。 霜雅を、その『右腕を破壊する』と言うことの意味を。 ―――キシッ…! 弾けた右腕を押さえ、項垂れていた霜雅から奇妙な声が零れる。 譚「…?」 その異質な反応に譚が構えを取った。 直後。 ばちゃっ。 頭陀袋に詰めた生肉を叩いた様な、気味の悪い音が鳴り響いた。
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