第3章

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譚「な…!?」 構えたまま硬直する。 その理由は。 霜雅が          ・・・・・ 吹き飛んだ腕の傷を握り潰した瞬間を目の当たりにした為だ。 『傷を塞ぐ』と言う目的で傷口に手を加える…と言う事はある。 だが、霜雅は笑いながら ……否。 ・・ 嗤いながら傷口を握り潰したのだ。 譚「くッ…ヤバそうだから…さっさと切り上げ―― …………あ?」 呟きつつ、霜雅の真後ろに高速で移動し『全身凶器』で顕した暗器を振るおうとした譚が。 突如言葉を途切れさせ倒れ伏した。 霜雅「『抜粋武式:斬刀狩り』。」 いつの間にか霜雅の左手には細身の刀が握られており。 弾ぜた右腕から滴った血がその右腰に結わえられた鞘に吸い込まれていた。
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