第3章

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霜雅「譚くんよォ…首ィ斬られた位じゃ死なねェだろ?」 血を溜め込んだ鞘に刀を納め其を切り裂いた空間に放り込みつつ。 振り返らずに霜雅が言えば、 譚「そりゃこの程度でくたばるほど弱くは無いけどよ…」 切断された首を添え直し立ち上がった譚が答える。 霜雅「はん。まぁ人の姪っ娘に言い寄る位だからそれなりに強くなきゃ困るわァな。    ・・・・・・・・・ 何せ『俺と同レベルに強い』からな。澪崋は。」 後半をぼそり、と呟き。 霜雅「次からは『死なずに済んだ』なんてねェぞ。」 いつの間にか再生させていた右腕と左腕を持ち上げ緩く開いた平手の型を取り。 霜雅「―――『抜粋武式:完全刀一』 ―――『抜粋武式:一喰い(イーティングワン)』」 掌から肘までの『腕』を刀に見据え、 凶悪な迄に力を溜め込んでいく。 譚「……さっき俺に『触れた』のは失敗だったぜ霜雅さん。 ―――『再築城塞(リプロダクション・フォートレス)』」 こちらは霜雅の持つ『攻性防御』の技を発動する。 数瞬のタメの後、二人が同時に地を蹴って。 激突を開始した。
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