20人が本棚に入れています
本棚に追加
霜雅「………さて。御夜たち呼びつつ行くか。」
御夜「そうだね。」
寒撫「ははっ。楽しめるかな?」
呟き一歩踏み出した霜雅の耳に響いたのは、自身の妹であり妻である少女たちの声。
霜雅「いきなり背後に現れんな。」
御夜「えー…兄さんの意地悪ぅ。自分は気配消して私たち脅かすじゃん。」
寒撫「昨晩もそうだよ。ボクらがお互いに慰めてたらいきなり兄貴が来るからさぁ。」
軽い抗議をスルーし、さらりと妙な空気を作り出す妹たち。
霜雅「おーぅ…一応侵入者が居るのに妙な空気出すんじゃねぇw」
流石に苦笑し諫めるも、
御夜「でも兄さん激しかった。」
寒撫「うん。ボク50回は失神したもん。」
霜雅「話を聞けお前らwwwww」
聞く耳は持たぬとまたもスルー。
御夜「聞いてるよ。とりあえず侵入者撃退でしょ?」
霜雅「撃退するかは別として侵入者に会いに行く。」
寒撫「はいはい。―『停刻(ザ・タイムスタグネイション)』」
しかしキチンと内容は把握していた寒撫が能力を使い。
三人は“侵入者”のもとに向かった。
最初のコメントを投稿しよう!