第1章

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霜雅「………さて。御夜たち呼びつつ行くか。」 御夜「そうだね。」 寒撫「ははっ。楽しめるかな?」 呟き一歩踏み出した霜雅の耳に響いたのは、自身の妹であり妻である少女たちの声。 霜雅「いきなり背後に現れんな。」 御夜「えー…兄さんの意地悪ぅ。自分は気配消して私たち脅かすじゃん。」 寒撫「昨晩もそうだよ。ボクらがお互いに慰めてたらいきなり兄貴が来るからさぁ。」 軽い抗議をスルーし、さらりと妙な空気を作り出す妹たち。 霜雅「おーぅ…一応侵入者が居るのに妙な空気出すんじゃねぇw」 流石に苦笑し諫めるも、 御夜「でも兄さん激しかった。」 寒撫「うん。ボク50回は失神したもん。」 霜雅「話を聞けお前らwwwww」 聞く耳は持たぬとまたもスルー。 御夜「聞いてるよ。とりあえず侵入者撃退でしょ?」 霜雅「撃退するかは別として侵入者に会いに行く。」 寒撫「はいはい。―『停刻(ザ・タイムスタグネイション)』」 しかしキチンと内容は把握していた寒撫が能力を使い。 三人は“侵入者”のもとに向かった。
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