第四章

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「避けろよ…お前らッ!」 全員が全く同時に拮抗した瞬間に《三頭邪龍(アジ=ダカーハ)》に化身。 叫びつつ、凶悪な輝きを放つ爪を振るった。 「「「!!!」」」 絶妙なタイミングで転位した使い魔たち。 其と拮抗していたが故に対応しきれなかった五人に『呪い』を帯びた爪が襲い掛かり… 「傀、木霊……ついで傀の式神もか。」 一撃で四人が地に伏せた。 一応言っておくが、俺単体なら彼ら五人を相手に凄まじく苦戦しただろう。 自分で言うのもなんだが、敗北こそしなくとも引き分けた可能性が高いな。 だが、しかし。 ・・・・・ だからこそ、彼らは負けた。 俺の『使い魔』と戦う事を承認したがゆえに。
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