余計なものには目もくれない男。それは医者。

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「先生、本当に医局にお戻りになられた方が良いかと思いますよ。」 「大丈夫だって。そんなに心配しないでもいいから。」 良くないっ!絶対良く無いんだってば!!誰かー!このバカもの…もとい…医者だったな。うつけ者を始末してください!師長が可哀想で私が泣きますって! オタオタする師長を横目に私の向かい側に腰掛けたエイリアンは何故か此方を見ている。私の後ろに何かいるのか?振り返ってみても誰も居ない。いや、いたらマジに驚きますけどね? 「君……動きが変だけど、いつもなの?」 ちょっと、注射台に行ってきてもいいですか?筋弛緩剤とかをこの地球侵略者に打っても怒りませんよね?ぜーーったいに視線は合わせませんからね?だって殺意が簡単に成長しますから。 「…で、コーヒーはなかった?」 出すかっ! .
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