余計なものには目もくれない男。それは医者。

9/9
前へ
/37ページ
次へ
そういえば…襲われそうになったら「火事だ」と言うと人は集まるって聞いたなああ…と望郷の気分に浸っています波間北ですよ?いけないかい? 『遅いですね。急患でもいたんですか?』 とりあえず声を出しながらキチンと車に向かって歩いています。当たり前です。 「そう。今までかかったよ。あれ?君のところじゃなかった?」 近づくな。そしてボケるなよっ!ボケていいのは院長だけだっ!さっきまで仕事してたんだからうちじゃないのは確かなんだよ! 『………そう…ですか…。お疲れ様ですね。気を付けて帰って下さいね。』 出来るだけ離れようとして歩いていたのでしょう。目の前には愛車が鎮座していました。おや?もしかして無人で飼い主のところまで来てくれたのかい?いい子だね。 わかってます。ただの妄想です。 ピッ。 キーロックの音がこんなに安心するなんて、安心国 日本ですね。 「お疲れ様。イマキタさん。」 …………………………………………。 なああああああにが、だあああああれがイマキタだあ? フツフツと湧き上がるこの気持ちは間違っても恋だの愛だのではない! いつか コイツを刺すかもしれない。こうご期待だあああっ! .
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加