自己防衛を貫く女。それは看護師。

2/7
前へ
/37ページ
次へ
むか~し、むかし あるところにお爺さんとお婆さんがいました。 2人はとっても仲良しでしたが子供がいませんでした。いつも2人は近くにある権現さまにお参りをしていました。 そんなある日、川で洗濯をしていると川上からドンブラコッコ、ドンブラコッコと大きな桃がなが…… 「波間北さんっ!急変ですっ!起きてください!」 大きな……キュウカン?キュウカン…ky… 『急患っ?!』 いきなり重たかった頭を上げるとバタバタと騒がしくなっている詰所の中が視界に入った。そして休憩室の扉の前を通過する医者もどきが立ち止まり、こっちをみた。 「早くしないかっ!応援しろ!」 いきなり怒鳴られても全く動じない波間北さんをナメんじゃないぞ? とりあえず、情報収集だな。 しかし………すぐに走り出せないのは お年のせいかしらん? .
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加